Oct 18 2013

天皇杯3回戦 vs清水エスパルス

ツエーゲン金沢にとって5年ぶりの天皇杯3回戦。
サポーターになって3年目の僕にとっては2年前の2回戦サンフレッチェ広島戦以来のJ1クラブとの一戦。
正直、2年前は僕自身初めてのJクラブとの試合で「広島サポが見れる!」「佐藤寿人! 水本! 森崎兄弟!」とミーハー心も見え隠れ、一時リードしたこともあり負けても悔しさよりもどこか満足感を持った記憶があります。
今年は準加盟・クラブライセンス交付もあり、J2昇格という明確な目標があるシーズンということ、2回戦でJ2横浜FCに勝ったことで「次はJ1にジャイキリ!」と勝つことを第一目的にして臨みました。

朝7時、クラブ主催のツアーバス3台120人で金沢駅を出発。 自走組、現地組を含めると約200人の応援団で対戦相手清水エスパルスのホームスタジアムであるIAIスタジアム日本平に乗り込みました。
ツアーバスに乗った僕は、予定より約30分ほど遅れでスタジアムに到着。 急ぎ足でスタジアムに入ると、そこには青々とした素晴らしい日本平のピッチが広がっていて一瞬ですがまたあのミーハー心が(笑)
いかんいかんと急いで持参したダンマクを張り、先に着いて準備万端の自走組に負けないようにやる気スイッチを入れて臨戦態勢を整えました。

10月14日 天皇杯3回戦 vs清水エスパルス
10月14日 天皇杯3回戦 vs清水エスパルス
10月14日 天皇杯3回戦 vs清水エスパルス

10月14日 天皇杯3回戦 vs清水エスパルス
10月14日 天皇杯3回戦 vs清水エスパルス
10月14日 天皇杯3回戦 vs清水エスパルス

午後3時。ピッチに選手が現れ、清水ゴール裏からのサンバ隊の小刻みなリズム、「オーレオーレ」の大合唱。文字通り大アウェイの中で試合が始まりました。

「普段通りのサッカーを貫きたい」その言葉の通りにテンポの良いパス回し・全線からのハイプレスでペースを握り、幾度となくゴールに迫る中、前半20分CKからNo.2 阿渡真也選手のゴールで待望の先制点ゲット! CKを蹴ったNo.26 佐藤和弘選手曰く「ミスキック」らしいですが(笑)、ニアサイドへのクロスに阿渡選手が走り込んでのナイスゴールでした!

10月14日 天皇杯3回戦 vs清水エスパルス
10月14日 天皇杯3回戦 vs清水エスパルス
10月14日 天皇杯3回戦 vs清水エスパルス

その後、大前選手・ラドンチッチ選手・石毛選手などエスパルスの強力な攻撃陣を集中力を持って対応していきますが、アディショナルタイムにエスパルス大前選手にスピードで裏に抜けられついに失点。同点で前半を終えます。近頃のリーグ戦でもよく見られる終了間際での失点に少し落胆しつつも、「1点で勝てるほどJ1は甘くない!」と気持ちを入れ替えて後半に向かいました。

10月14日 天皇杯3回戦 vs清水エスパルス
10月14日 天皇杯3回戦 vs清水エスパルス
10月14日 天皇杯3回戦 vs清水エスパルス

後半、徐々に足が止まり始める中でエスパルスは60分に本田拓也選手、高木俊幸選手を投入していよいよフルメンバーになりギアを上げ防戦一方の展開に。
ツエーゲンもNo.15 斉藤雄大選手No.29 チェ・ジフン選手No.6 大町将梧選手と次々投入し反撃を試みるもゴールは奪えず。

そして試合は運命の後半アディショナルタイムへ…

まずは90分本田選手のロングフィードから高木俊幸選手のシュートでエスパルスが勝ち越し。
万事休すかと思われた91分、No.7 清原翔平選手のヒールから佐藤選手が同点ゴール! いやーしびれた!
そしてラストワンプレーとなった95分。ラドンチッチ選手の落としからまたも高木選手に決められそのまま無念のタイムアップ。

10月14日 天皇杯3回戦 vs清水エスパルス

試合終了後、清水サポーターからも「ツエーゲン金沢」コールが起きスタジアム全体がツエーゲンを称える素晴らしい雰囲気になりとても誇らしい気持ちになりました。

それでも、負けは負け。
内容が悪くてもカップ戦で唯一の目的である勝利をしっかりと掴んだ清水エスパルス。
J1クラブ相手に自分たちのサッカーをやりきってあと一歩のところで力尽きたツエーゲン金沢。

J1相手に通用した部分としなかった部分、手が届きそうでまだまだ届かないJリーグとの力の差を肌で感じ、2年前の広島で感じたよりもはるかに悔しい気持ちで清水ゴール裏をしっかりと目に焼き付けて、今年の天皇杯が終わりました。

残るリーグあと6試合。
日本平で見せた気持ちの入ったサッカーを残り試合でも必ず見せてほしいし、そのために僕たちも今まで以上の気持ちの入った応援をしていこうと思います!

あーあと数秒耐えたら、もう30分ハラハラドキドキ楽しめたと思うとめちゃくちゃ悔しい!

Jクラブだろうが格上だろうが、あの悔しさはずっと忘れない…

最後に。
今回バスツアーに参加された方、初めてゴール裏で応援された方々、ご協力ありがとうございました!
今度はみなさんと一緒にホームスタジアムを真っ赤にして、今度こそスタジアム全体で「勝利の歌」を歌いましょう!

 
JFL第29節 ツエーゲン金沢 vs MIOびわこ滋賀
日時/10月19日(土)13:00キックオフ
会場/布引グリーンスタジアム